後編です。やはり18禁です。なので未成年の人は読まないように。
侵入してデータを盗むだけなら、三人も必要ない。そう言って、九曜は愛華と二人で裏の仕事を行うことを華歩に告げた。華歩はそれを了承、九曜は愛華を連れて製薬会社の本社ビルに向かった。
深夜、草木も眠るような時間。コンクリートジャングルでは、虫の鳴き声すらも聞こえない。人影のないビジネス街……昼間はサラリーマンやOLの活気で溢れているが、今は静かでまるで墓場のよう。
人影が見当たらないといっても、盗みを働くのだ。細心の注意を払い、九曜と愛華は製薬会社の本社ビルに侵入する。警備システムは簡単に沈黙させられた。そして、必要なデータ類……重悟が欲しがっている薬品と違法薬品の製造データ、そして違法薬品の販売データはすぐに入手できた。
後はビルから退散するだけ……の筈だった。データルームから出た二人を迎えたのは、武装した警備員たち。完全に包囲されていた。それでも、どうにか突破しようと試みた。
だが、愛華が捕まって人質にされ、九曜も囚われの身となってしまった……。
☆☆☆
「おら、モタモタするなっ」
後ろに立つ目が細い男が、ヨタヨタと歩く九曜の尻を警棒で強く叩く。
「ぐぅぁっ」
よろめく九曜の尻に、赤い筋が浮かぶ。尻は赤い筋だらけ、もう何度も警棒で殴打されている。転倒する九曜を、警備員たちはゲラゲラと笑う。彼女は呻きながら、どうにか立ち上がる。
拘束されている九曜、そして意識を失っている愛華はコンクリの地肌が剥き出しの部屋に入れられた。壁や床にある黒いシミは、おそらく誰かの血の跡であろう。
愛華は大の字にされて部屋の端の金属製のベッドに手足を拘束される。九曜は首輪から手錠の鎖を外されたが、手錠はつけられたまま。そして、天井から下がるフックに、手錠の鎖を掛けられた。彼女は宙吊りの状態となる。
「さて、どこの誰に頼まれた? ……って聞いても答えないだろうな?」
九曜の前に、大男が立つ。部屋にいる警備員は大男の他に目が細い男、そして他三名。さすがに何人も入れるスペースはない。部屋の三方の壁にある棚が、それほど広くない部屋をさらに狭めている。
棚に収まっているのは、不気味な道具……見るからに拷問に使うと分かる道具。
「警備システムを黙らせたんだ、お前たちプロだろう? 依頼人が誰なのか、喋ったりはしないよな」
「当然だろ。バカにするなよ」
大男を睨む九曜。大男は楽しそうに笑う。
「そうでなくちゃな。お前たち、ウデはいいようだが残念だったな。お前たちが黙らせた警備システム、あれは二つあるうちに一つだけだったんだ」
それを聞いた九曜は驚きで目を見開く。重悟から渡された図面には、警備システムのラインは一つしかなかった。二つあるというのは、初耳。
(あんの野郎……どういう調査していやがる!?)
だから侵入が気付かれてしまったのだ。
「さあ、尋問といこうか」
嗜虐の笑みを浮かべた大男は、「おい」と合図を送る。九曜の横に、目が細い男が立つ。
男は注射器を持っている。シリンダーの中を満たすのは、薄い赤の薬液。まるで、血を薄めたような色。
「これはなあ……」
注射器の針を九曜の腕に近づけながら目が細い男は説明する。九曜の顔に浮くのは、どんな薬液を注射されるのかという、怯えたような表情。
「お前たちが盗もうとしていたものだ。濃度を変えることで、どんな効果でも生み出す。自白の効果もあれば、麻薬としても使える。それだけじゃない」
針が刺さり、九曜は顔をしかめる。ピストンが押され、薬液が血管に注入されていく。
効果はすぐに表れた。九曜の呼吸が荒く、熱くなっていく。アルコールを摂取した時のように全身がカーッと熱くなり、肌が上気して玉の汗が浮かぶ。
「う、ああ……あ、熱い……うぅ……」
甘い呻きを漏らす九曜の両の乳房を大男が掴む。指と指の間から、乳肉が絞り出される。たっぷりとした肉厚の感触に満足し、大男はグニグニと形を複雑に変形させながら乳房を揉んだ。
大男の指が動くたびに、九曜の全身に電撃のような感覚が走る。
「ひくぅ、くああ……さ、触るなぁ……あうぅっ!」
乳房に指が深く食い込む。しっとりと汗に濡れた乳房の肌は、指に吸い付くような極上の感触を男に与えた。乳房に埋め込まれた大男の指が動くたびに、九曜の汗だらけ裸身はビクッビクッと小刻みに震える。
「あ、ああ……う、うふぅ……ふぅああ……」
声を漏らしたら男たちを悦ばせるだけ……そう思っても、九曜の唇からは熱く潤った吐息と共に喘ぎ声が漏れ出てしまう。瞳は潤み、焦点が合わなくなっていく。
「こいつには、媚薬の効果もある。一つで色々な使い方ができるっていうんで、あちこちで売れているらしいぜ」
ボリュームのある乳房が、振り回されるように荒っぽくこねられる。薔薇色の乳首は、これ以上はないほどに硬く尖っていた。それを、男の指が挟んでグイグイと強く引っ張った。
「ひいあ……ああっ!」
痛みを感じてもおかしくないような愛撫。だが今の九曜にとっては、それは強烈な快感となる。
「あふぅ……あふあああっ! ひぃあああっ!」
引っ張られた乳首を指の腹でグイッと潰され、ギュゥッと捻られた瞬間……九曜の裸身が大きく跳ねた。随喜の涙が瞳から零れ、肌を濡らす汗が滴となって飛び散る。背筋を甘い電流がビリビリと走り、凄まじい勢いで頂点に放り出されていた。股間から、失禁したのではないかと思わせる量の愛液が噴出する。
クタッと脱力し、項垂れる九曜。だが男の責めは終わらない。尖ったままの乳首が、男の指で何度も弾かれる。そのたびに九曜の身体には電撃が走り、クネクネとうねる。
大男は胸をもてあそばれ続ける九曜の後ろに回ると身を屈め、ニヤニヤと笑いながら彼女の尻に手を伸ばした。人差し指が尻の割れ目に差し込まれ、その奥で息づいている小さな孔に触れた。
「ひっ……!」
ビクッと肩を震わせる九曜。肩越しに大男に向けられる顔は、ひきつっている。
「や、やめろ……そ、そこは……」
拒絶の言葉は、無視される。ズブリと音を立て、大男の太い指が九曜のもっとも恥ずかしい窄まりへと潜り込んだ。
「あぎぃ……ぎぃああああああっ!」
肛門に指を挿入される感覚も、瞬時に悦楽へと変化する。大量の涙で頬を濡らし、唇の端からダラダラと唾液を零しながら、九曜は腰を淫らに振ってしまう。
「いぎぃっ……ゆ、指ぃ……指がぁ、お尻の孔にぃぃっ! あぎぃぃっ!」
痛い筈なのに、ムズムズする。九曜の下腹部を襲うのは、こそばゆいような、痒いところを掻いたような……そんな微妙な快感
男の指が出し入れされる。ただ出し入れするだけではなく、旋回運動も加わっている。
入口は窮屈だが、そこを過ぎれば緩やかな締め付けになる内部。温かく湿った内壁に、指をゴリゴリと擦り付けられる。膣と隣り合わせの部屋で行われる暴挙、快楽に敏感になった肉体はそれを簡単に受け入れてしまう。
普通だったら指も動かせないほどギュウギュウに締め付ける筋肉は、次第に程よく弛緩していって適度な締め付けになっていく。九曜の唇から甘く潤った溜息にも似た声が漏れ、紅潮した美貌には快楽の表情が浮かぶ。
すっかり綻んだ尻孔から、太い指が抜かれる。ホッとした九曜だが、再び指の挿入を求めるかのように無意識に腰を振っていた。そのことに気付き、彼女の顔には大きな羞恥の表情が浮かぶ。
それほどまでに九曜の身体は、快楽に対して無防備になってしまっていた。
大男は怒張したモノを抜き出すと、九曜の尻を掴んでグイッと左右に広げる。
「ひうっ! な、何を……」
尻の孔に指よりも太い肉の感触を受け、九曜は肩越しに恐怖と怯えが入り交じった表情が浮かぶ顔を自分の尻に向けた。しかし、いくら首を巡らしても、そこは見えない。そのことが余計に彼女を怯えさせ、大きな恐怖を抱かせる。
しかし理性とは裏腹に、彼女の尻孔はピクピクと震えて野太い肉の挿入を待ち構えていた。大男の腰が突き出される。
「や、やめろおぉぉっ!」
肉の凶器から逃れようと、九曜は腰を振る。しかし、彼女の細い腰は目が細い男によって掴まれてしまう。大男の肉凶器が、小さな尻孔を刺し貫く。
肛門を強引に拡張され、野太い肉が埋没する。九曜の背中が大きく反ったのは、激痛によるものか、それとも快感によるものか……。
「あぐああ……い、痛い……痛いのにぃ……いふぅぅっ!」
尻の孔を犯される激痛は、すぐに甘い快楽となって九曜を刺激する。無理やり肛門を広げられる痛みと快楽が一緒くたになって押し寄せてきて、彼女は混乱してしまう。
大男の腰が動く。尻から全身が裂けてしまうのではないと思わせる大きさと太さ、身体の内側から燃えてしまうのではないかと思わせる熱さ、そして節くれだった形状……それらが纏まって尻孔から全身へと伝わる。
大男の肉凶器は、獣のような勢いでピンク色の肉洞窟をガンガンと抉る。赤く染まって敏感になった括約筋が内側に巻き込まれていく。肉凶器の亀頭を、雁首を、肉茎を締め付け、肛門被虐に目覚めた美女の肢体が、限界まで弓なりに反る。
「あうぅ……く、はあ……はふぅっ!」
喘ぐ九曜の腰を掴んでいる目が細い男は身を屈め、ダラダラと淫らな蜜を溢れさせている股間に顔を埋めた。
「ひぅっ! あ、ああうっ!」
伸ばされた舌が、陰毛に隠されたスリットに沿って這わされる。大男の腰が尻孔を抉り、目が細い男の舌がスリットを舐めるたびに、九曜は身体を震わせて喘ぐ。頭の中が真っ白に染まっていき、何も考えられなくなっていく。彼女の精神は、倒錯的な快感に飲み込まれていく……。
「う、うう……」
小さく呻いて意識を取り戻した愛華の視界に入るのは、コンクリの地肌剥き出しの天井。
そして耳に届くのは、九曜の喘ぎ声。
「九曜っ!?」
喘ぎ声が聞こえる方に顔を向けた愛華は目を見開く。尻孔を犯され、股間を舌で責められている九曜の姿。彼女を助けに向かおうとした愛華だが、手足が拘束されていて動けない。
「いよう、目が覚めたかい」
愛華が拘束されているベッドを、警備員たちが囲む。ニヤニヤと不気味に笑う男たちの姿に、愛華はゾッとする。
「こっちも尋問タイムといこうか」
ベッドを囲む警備員の一人が、ナイフを愛華のレオタードに近寄せていく。ジタバタと暴れる愛華だが、その程度では拘束具は外れない。ナイフが、レオタードを斬り裂く。Bカップの小振りな乳房を覆うスポーツブラと、飾り気のないパンティが露にされる。
「おいおい、こういう服装だったらノーパン・ノーブラが普通なんじゃないのか?」
レオタードを斬り裂いた警備員が、不満そうな口調で言う。
「ま、いいか」
そして、スポーツブラに包まれた乳房に手を伸ばした。爪が、布の上から乳首をつっつく。右の乳首をつっついたら左の乳首をつっつき、そして左右同時につっついたりする。
頬を染める愛華の乳首は、白いスポーツブラの布のツンッと押し上げる。透けて見える可愛らしい二つの乳首を、男は摘んでクリクリとこねた。
「こ、この……触るな……あうぅっ!」
痛みを伴った快感に、愛華は思わず声を詰まらせる。男の指は、摘んだ乳首を執拗に転がす。
「くっ……」
愛華は真っ赤な顔で涙ぐむ。男は乳首を摘む指に力を込め、激しく左右に左右に倒すようにいじり回した。
「あぁぁっ!」
声を堪えようとした愛華だが、声は抑えられない。唇から、嬌声が響いてします。その声に、吊るされて犯されている九曜はハッとなる。
「あ、愛華……」
彼女は精神を支配しつつあるピンク色の靄を振り払って、気合を入れる。
「その子に手を出すなっ! ひあああっ!」
振り絞った気合は、すぐに掻き消されてしまう。尻孔を犯す大男が腰を強く突き出し、股間に顔を埋める目が細い男の前歯が充血したクリトリスを甘く噛んでいた。前と後ろから疾走する快楽に、九曜は裸身を震わせて背中を反らす。
「そっちの嬢ちゃんにも尋問しないと不公平だろう……おっと、そっちの嬢ちゃんも誰に頼まれたのか、すぐに喋らなくていいぜ」
九曜の尻を犯しながら、大男は下卑た笑いと共に言う。
「そら、中に出してやるぜ」
大男の腰の動きが速くなる。肉と肉がぶつかる音が、九曜の嬌声と共に淫らに響く。大男はモノが抜けるギリギリまで腰を引き、その直後、一気に押し込んだ。
「あぐぅああああっ!」
「九曜っ!」
九曜の尻孔……直腸に、大量の白濁液が流し込まれる。腸粘膜に叩き込まれた熱い奔流は、激しい快楽の波となって彼女の全身を揺さぶった。
「あぅぅ……あああ……っ」
全身が弾けてしまうのではないかと思わせるほど痙攣する九曜の股間から、音を立てて淫蜜が噴き出した。それは、股間に顔を埋める目が細い男の顔をベトベトに濡らした。
尻孔から肉凶器が抜かれると、ドボドボと白濁液が零れて床に淫らな水溜まりを広げていく。
快楽の余韻で小さく震える九曜は失神寸前。そんな彼女に嘲笑を投げ掛けながら大男は、
「そっちも犯してやりな」
と愛華を囲む男たちに命じた。
「や、やめろ……あ、愛華には……」
九曜の弱々しい懇願は無視される。愛華の胸からスポーツブラが破り取られ、パンティにも男の手が伸びていく。少女の秘密を隠す布が破られようとした時、部屋の外から無数の銃声が響いた。
「なんだ!?」
大男がドアに顔を向けた瞬間……外からドアが蹴り開けられた。ドアを蹴り開けたのは、長身でグラマーな美女……華歩。彼女の両手にはサブマシンガンMP5Kが握られていた。
部屋の外には、武装した警備員たちが倒れているのが見える。拷問部屋にいた男たちは、突然のことに反応できない。そして華歩は、男たちの反応を待つほどお人好しではなかった。
MP5Kが火を噴く。男たちは抵抗する暇もなく、蜂の巣となってバタバタと倒れていった。
「九曜、愛華、無事!?」
「オーナー……助かったぜ……でも、どうして……?」
九曜は遠くなる意識をどうにか繋ぎ止めて問う。彼女を下ろしながら、
「連絡が遅かったから」
と華歩は答える。
「何かあったのかと思って、それでね。来て正解だったわ」
「三鷹森の野郎のせいだ……後で話す……データは、そいつの端末の中……」
九曜は震える指で、MP5Kの餌食となった目が細い男を指差す。愛華を金属のベッドから解放した華歩は、男の携帯端末からメモリーカードを引き抜く。
「九曜、歩ける?」
「なんとか……」
適当な警備員の制服を羽織った九曜は、愛華の手を借りて歩く。警備員はもういない。
警備員は全員、九曜たちの拷問を楽しむために拷問部屋に集まっていた。そのため華歩の侵入に気付かなかった。警備システムの増設は、意味がなかったと言える……。
製薬会社は違法薬品で儲け、その金でアウトローを警備員として雇ったらしい。ヤバイ薬品を造っているという自覚はあり、それを狙ってヤバイ連中……九曜たちのような人間……が侵入してくるとも限らない。
だからヤバイ人間を雇った。目には目を、という考えだったのだろう。製薬会社は違法薬品の製造と販売がバレて潰れた。
「重悟から、賠償金として報酬を二倍にしてもらった」
翌日、華歩は九曜と愛華にそう言った。
「あいつも反省していた。お前たちに、すまない、とのことだ」
「珍しいな、あのイヤな野郎が謝るなんて」
九曜は肩をすくめる。もう媚薬の効果は完全に消えていた。
「あいつな、お前が思っているほどイヤな奴じゃないぞ。さて、多目に報酬も入ったし、豪勢な昼食と洒落込もう」
三人は豪勢な昼食のために街へと繰り出していった。
今日も街は一見すると平和である。だが、一歩でも裏の世界に足を踏み入れれば平和は程遠いものと化すのであった……。
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